本の仕立て方 — 製本 制作編 —
【Step1】原画の準備をしましょう
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まずは作品を整理し、紙の大きさが違ったり貼り付けたりするものは統一した大きさの画用紙に貼る。
作品を振分けて…
サイズの合わないものは統一した大きさの画用紙に薄めたボンドで貼り付ける。
合紙を入れながら、平らな面に置いて上に重いものをのせて乾かす。
- ☆【Step1】制作ポイント☆
- ※各画用紙はまん中で中表に折り曲げるので…
- ※ 写真は両面テープで貼る。折り目に貼らない。向かい合わせに貼らない。上からラップをしておく。
- ※ 折り曲がらない作品は折り目の上に貼らない。
- ※ 周りを切り落とすので5mmから1cmくらい端から離して貼る。
- ※ 紙類は薄めたボンドで布類はボンドの原液でビニールなどは両面テープを使って貼る。
【Step2】中身をつくりましょう
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原画の順や天地を確認し、順番を決めていきます。貼付けた原稿などのはみ出しがあっても、貼りあわせた後にカッターで裁ち落とすので、きれいに仕上がります。
原画の順番を決める。（本文が縦書き→右開き、本文が横書き→左開き）
原画と見返し（つける人はとびらとおくづけ用の白紙も）を中表にして、２つ折にする。
コップの底などを使ってしっかり折る。
小口、天、地の三方をすきまなく、背は５㎝くらいのすきまをあけて、両面テープで二枚ずつ貼り付けていく。（背の部分がまっすぐに立ち上がるように！）
テープが貼り終わった状態。（破線はテープを貼った位置）
折った背表紙部分がきれいに揃うよう、慎重に貼り合せていく。
2枚を貼り合わせた状態
見返しの色画用紙も含め、貼り合わせが終わったら、小口部分が揃うように定規でカット位置のあたりをつけていく。
三角定規等で直角・水平をチェック。
スチール定規をしっかりと抑え、数回に分けてカッターの刃を入れる。ゆっくり確実に切るのがポイント。
カットが完了した状態
これで製本の中身はできました！
- ☆【Step2】制作ポイント☆
- 原画の順や天地が逆になっていないか常に確認する
【Step3】表紙をつくりましょう
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次に、本の表紙を作っていきます。中身の大きさを基準に、ボール紙・表紙の布（紙）のカットサイズを決めていくので、表紙にとりかかる前に寸法を確認しておきましょう。
ボール紙を図のように切り出す。
表紙の裏にボール紙をボンドの原液で貼る。（表紙の布の下にラップを敷く。）
表紙の裏にボール紙をボンドの原液で貼る。（表紙の布の下にラップを敷く。）
図の様に配置した状態。
表紙の四隅を切る。
ボンドをパックにあけ、牛乳パックなどをカード大に切ったものをへら替わりにボンドを塗り込んでいく。
下に敷いた広告とラップをもって、引っ張る様に貼り込む。
角を丸め込む様に。
張込み終わったら、背表紙と表紙のボール紙の溝にボンドの原液を塗る。
【Step4】表紙と中身を合体させましょう
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背の補強のため、中身の背表紙側に寒冷紗を貼る。
薄めたボンド液をつくっておく。
見返しに合紙をはさみ、表紙から天、地、小口を0.3cm 控えたところに中身を仮置きする。
見返しの裏に薄めたボンドでのりづけする。
表紙を中身から0.3cmずつだして、見返しと表紙の間に空気が残らないようにくっつける。
合紙をとりかえ、反対側も同様にする。
溝に竹ひごなどをあてて、形を整える。
重さのある板や大型本など重いものをのせて、乾かす。
乾いた状態。
【Step5】仕上げましょう
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いよいよ仕上げです。作品のタイトルやカットなど、思い思いにレイアウトしてみましょう！
タイトルなどを配置。見開いた状態のサイズより3cm大きく切り取ったカバーフィルムを用意する。
フィルムのかけ方はフィルムの箱にも詳しく書いてありますから、参考にしてください。
まずは片面から余白をとった状態でフィルムをかける。
定規などを使い、空気が入らないように押さえながら貼り込む。
背表紙の手前のところで、フィルムに斜のカットラインをいれる。（上下とも）
コーナー部分は角を切り落とす。
裏返して、フィルムの余白部分を巻き込んで貼る。
同様の作業をもう片側の面も。
最後、背表紙部分の残った箇所のフィルムを切り落とす。
出来上がり！
